腓骨神経

神経の中でもっとも太い坐骨神経は梨状筋というお尻の深層の筋肉の間を抜けて、まっすぐ下行して太もも下部で総腓骨神経と脛骨神経に分かれます。

 

その分かれた一つの神経、総腓骨神経が通る膝の外側の部分に隆起した部分「腓骨頭」と呼ばれる骨の隆起部分や腰椎、仙椎、股関節、大腿骨への怪我や圧迫から神経麻痺を起してしまうことがあります。

総腓骨神経麻痺の症状は下腿外側から足の甲にかけてのしびれや感覚異常、足首や足指を上げることができない「垂れ足」と呼ばれる状態になります。

 

生活の中ではサンダルが脱げやすかったり、靴を履くときに足首が上がらず引っかけることができない、歩いているときに足首が上がらずペタンペタンと歩いてしまうといった鶏足といわれる症状がでます。

初めは麻痺に気付かず違和感を感じて、あれ?と思う方もいるようです。

 

重症例では外科的な神経開放術が行われることもあるようですが、症状が軽く、足を組み神経を圧迫してしまうなどの明らかな誘因がある場合には、生活習慣の改善で軽快するようです。

神経に傷がついてしまったりと症状によって改善する日数は変わってきますが、神経線維の再生をみながら理学療法、ビタミン剤を摂りながら経過をみることになるようです。

まずは整形外科などで症状の状態をみていただき、腰・臀部・下肢の筋肉の緊張をリリースしていくこともリハビリの一つになると思います。

 

お身体のこと気になりましたらご相談ください。

つくば竹園の癒し処

ナチュラルベース

 

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